地域おこし活動隊

f:id:shiitakekung:20200905154820j:plainf:id:shiitakekung:20200905154850j:plain中山間地域にて現在、耕作放棄地の畑には諸沢蕎麦を、田んぼには水稲を各3反歩作って楽しんでおります。春から秋の収穫までは、周囲の草刈りを何度となく繰り返すのが重労働ですが、気の合った仲間がいればこそと励みになっています。そして、「なぜ、そんな労力をかけて中山間地で農業を?」という考えもあるでしょう。だが、農業・農村には多面的な機能があり、洪水や土砂崩れを防ぐ機能があること。棚田は、自然のダム機能を持つとされ、耕作放棄地が増えると田んぼの機能が持てず、雨水が一気に平野部に流れ込み水害が発生する。ここ数年間、豪雨災害で甚大な被害が発生しています。農家の高齢化と後継者不足により、耕作放棄地が増え、洪水防止機能などの多面的機能が弱くなっているからではないか。目先の経済効率だけを考えるのではなく、人間は自然の中で生かされていることを踏まえ、何が大切なのかを多くの人にあらためて見直してほしいと思う。